日本の少子高齢化によってさまざまな業界における人手不足問題が起こっています。特に、建設業と流通業においては深刻な問題で現場の人材が足りなくなっており、事業によっては縮小傾向があります。特に運送業ではトラックの運転者の求人を出してもなかなか企業が求める人数が集まらず慢性的な人手不足です。
こうした問題を解決するために企業は外国人労働者を積極的に採用しようとしています。既に外国人労働者は工場や建設現場において非常に必要な存在になっていますが、その勢いが流通業でも注目されています。企業によっては外国人の受入組織と提携をして外国人枠を設けて雇用の拡大に努めています。今後もこうした改善を行っていく企業が増えていく見込みです。
ただし、日本語でのコミュニケーションがうまくいくかどうかという不安がどうしても付きまといます。そこで日本人の中高年層にも目が向けられるようになっているのです。シニア世代も労働力不足の補完として期待されています。言葉の問題がありませんし、これまでの就業経験や知識を活かすこともできます。そのため年齢不問の求人が増加しており、これも建設業や流通業という業界に多いです。
もちろん、肉体的な問題があり、若い人には問題なくても過酷な労働環境になり得ますので配慮が必要になります。しかし、年齢不問の求人を増やしていくことで人材確保を図っていく企業がますます増加していく可能性は十分に見込めます。